知識で差がつく!資産運用の賢い続け方

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2014.06.30
アパート経営基本の【き】:Aさんの事例

今回のアパート経営基本の「き」では、アパート経営を行っている、Aさんのケースをご紹介いたします。
Aさんは実際に札幌でアパート経営を行っているお客様なので、すべての情報を出すことはできませんが、限りなく現状に近い数字をご覧になって頂きたいと思います。


【経営実例】
Aさん(48歳)
1棟目購入時40歳:現在7棟所有
購入目的:高い収益性を重視した投資目的。将来的には賃貸業で生活できる規模にしていきたい。
希望条件:長期融資の組める物件で、手元に資金を残し、次回購入資金としてプールできる物件。


Aさんは不動産投資を始めたきっかけは、将来的に賃貸業で現在と同水準の生活を維持できるようにし、その後自身で事業を行っていきたいと考えていらっしゃいました。当社に購入の相談に来店された時点ですでに3棟の物件を所有しており、今後は事業規模をより大きくしていきたいとのご希望がありました。
その後、Aさんが早期退職をするまでに購入した物件は下記のとおりです。棒グラフグラフ


 


Aさんの物件購入は上記のとおり、地域や物件のタイプには一貫性がありません。ただ一つこだわっている点は利回りです。
利回りはその物件の収益性の指標ですので、高ければ高いほど収益性が高いということです。ただ、ほとんどの物件の利回りは満室時での設定ですので、空室があれば実際の利回りは下がってしまいます。
不動産投資も投資商品の一つですので、収益性が高い(ハイリターン)ということは、危険も多い(ハイリスク)ということです。
みなさんもご存知かもしれませんが、高利回りの多くの物件はリスクを抱えている物件です。立地条件や建物の状態も要因にありますが、一番の要因は入居率の問題です。
Aさんの購入した物件も多くが入居率に問題を抱えている物件ばかりでした。ただ、Aさんはあえてリスクは多いが、収益性が高く取れる可能性ある物件を選択し購入を進めていきました。
グラフを見ると順調に収入を増やしているように見えますが、実際には入居付に相当の苦労をした物件もあり、Aさんも「この物件は失敗だったな・・・(苦笑)」と言っていた物件もありました。
Aさんはあえてリスクを取り、収益性を高める努力をし、約8年で賃貸業で生活可能な水準まで規模を拡大することに成功しました。


以上が、Aさんの購入目的沿った物件購入のすすめかたです。Aさんは「高利回り」という一点に集中して物件を探し、苦労をすることを承知で買い進めることで、自身の目的を見失わずに投資を行うことができています。不動産投資をする目的を決めることがいかに重要かを示している例と言えるのではないでしょうか。


次回のコラム、アパート経営基本の「き」では、今回のAさんの手法とはまた少し違うアプローチで投資を行っている、「アパート経営実例『Bさんの場合』」について書きたいと思います。

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